プラスチックダンボール(プラダン)とは、ポリプロピレンを素材とする、中空のプラスチックボードです。
中空構造なので非常に軽量、水・油・薬品などに強く、高い耐久性があります。
アパックスとプラダンとのかかわりは、すでに30年以上。常にプラダンという素材の可能性を追求してきました。
当初は加工技術も未熟でしたが、お客様にプラスチックダンボールを御紹介していく中で、「こんなことに使えるかも」から始まり、「こんな加工が出来ないか?」と発展。
そんな長きにわたるお客様とのコラボレーションでプラダン加工技術・製品製造技術を培って参りました。
プラダンシート加工技術の一例
プラスチックダンボールシートはすべて自社開発の加工機械を使用し加工。
これらプラダンシートの加工後、さまざまな部品を組み合わせ、通い箱などに使用されるプラダンコンテナ・折りたたみコンテナや、組仕切・内装材などの製品が完成します。
断裁加工
プラダンを自由な寸法にカットが可能です。
プレス加工
抜型を使用し、プラダンを自由な形状で打ち抜きます。
プレス加工には抜型が必須なので、抜型を作成し、抜型代をご負担いただく必要があります。
罫線加工
プラスチックダンボール表面に罫線状に凹みを入れ、折り曲げ機能を持たせます。
ハーフカット加工
プラダン表面に切り込みを入れることで、ヒンジ機能を持たせます。
この加工は主力製品の通い箱などに最適な折りたたみコンテナ「アパコン」の重要な構成技術です。
(プラダンの幅面の直角方向にしか加工できません)
Vカット加工
プラスチックダンボール表面にV字状の溝の切り込みを入れることで、ヒンジ機能を持たせます。
通常の罫線加工より反発が少なく、折り曲げがスムーズです。
(プラダンの幅面の直角方向にしか加工できません)
熱罫線加工
プラダン表面をV字状に融かし、ヒンジ機能を持たせます。
通常の罫線より反発が少なく、さらに熱を加えてあるので折り曲げ耐久性がアップします。
(プラダンの幅面の直角方向にしか加工できません)
ヒータープレス加工
プラスチックダンボールを直角に折り曲げて溶着することで、90度の角度で固定します。
通常の罫線では出せない剛性の高い角部を作ることが可能です。
ただし、折り曲げはできません。
この加工は主力製品の通い箱などに最適な折りたたみコンテナ「アパコン」の重要な構成技術です。
Rシール加工
プラスチックダンボールの幅面のストロー状の穴を熱で溶かしシールで封印します。
プラダンの目に水やほこりが浸入するのを防ぎます。